葬儀を終えられたご家族からのメッセージ


Vol.8 主人の遺骨を小さな壺に入れて、一緒にオーロラの撮影に行きます

喪主様お名前:山中保子様 居住地:神奈川県 故人様の続柄:夫
主人の遺骨を小さな壺に入れて、一緒にオーロラの撮影に行きます
葬儀施行日 2014年12月09日 施行葬儀社名 有限会社アースメモリー・赤とんぼ
担当者名 中島和則 式場名 かわさき南部斎苑
火葬場名 かわさき南部斎苑 宗旨 真宗大谷派
葬儀スタイル 家族葬 参列者数 25人(うち親族14人)
葬儀費用 980,000円
(内訳)
祭壇、お柩、お位牌、枕飾り、後飾り祭壇(ご遺骨安置)、ドライアイス、ラストメイク、吸水シーツ、ご遺影、収骨容器、会葬礼状、司会、死亡届代行、スタッフ等

主人も私も、趣味で写真を撮っていました。

――ご主人との思い出をお話いただけますか?

昔の人間ですから、真面目で、人に対しては本当に親切だったと思います。花が好きな方がいたら庭に咲いた花を切ってあげたり、子どもたちと一緒に遊んであげたり。またジャズが好きで、若いころはサクスフォンも吹いていました。でもおとなしい性格で、自分から進んででしゃばることはありませんでしたね。
電気メーカーに勤めていて、65歳で定年退職してからは趣味の写真などに力を入れていました。一緒に旅行に行ったりしていましたが、どこに行っても写真だらけで、整理するのが大変です。

――オーロラの写真がたくさんありますね。

オーロラは私がもう何年もアラスカに行って撮っています。主人とも2回、一緒に行きました。
ちょうど昨年の11月の7日から13日に、新宿のギャラリーでオーロラの写真展を開きました。 主人が入院していたので迷いましたが、ずいぶん前からスタッフの方も一緒に準備をしていたものでしたので開催したところ、7日間で900名以上の方がいらしてくださいました。
主人も写真展を楽しみにしてくれていましたが結局、会場へは来られませんでした。
でも、個室に入れていただいていましたので、主人の病室に一番大きな写真を全部で9枚ほどを運んで、毎日2枚ずつ取り替えて飾ってあげたの。
病室で見てもらうことができるし、お見舞いがいないときは部屋の扉を開けているので、他の患者さんも「何かあるなあ」と部屋にいらして、見てくださったみたいです。主人はベッドから起き上がることはできませんでしたが、そこでほかの患者さんたちとお話もできたようです。

そういう意味ではオーロラから助けられたって感じでしょうか?
四十九日の時にお寺さんが「忌が明けたら今まで通りの生活に戻っていいですよ」とおっしゃったので、子どもたちとも話し合って、今度オーロラの写真を撮りにアラスカに行きます。孫2人と、主人も一緒です。小さい骨壺に主人の遺骨を入れて、小さな額に写真を入れて、生前行けなかった山の奥の方に行く予定です。

――葬儀社はどうでしたか?

病院から連絡があって、私が行った時にはもう間に合いませんでした。急だったもので。「苦しまずに行かれましたよ」とお医者さまもおっしゃっていました。
葬儀社は夜中の2時半か3時くらいでしたか、娘たちがスマートフォンで調べてくれました。
私の友人に葬儀のお仕事をしている方もいらして、だいぶ前ですか説明会などにも参加していろいろと聞いていたのですが、真夜中だったのでその友人を起こしてしまうのも申し訳ないと思いまして。「じゃあ調べるだけ調べてみましょう」ということになって、娘が「いい葬儀」でアースメモリーさんを見つけました。中島さんという方がとてもよくしてくださいました。本当にできる方で助かりました。
病院は「朝の10時までいてもいいですよ」と言ってくださったんですが、中島さんは朝5時に来てくださって、安置していただきました。
その時点では、葬儀がいつになるのかも、まだ何もわからないじゃないですか。ですから、中島さんと娘と私で、まず火葬がいつになるのかを決めなければなりませんでした。
かわさき北部斎苑は工事中で今、すごい日にちがかかりそうでした。私たちは「一番早いところにしてください」とお願いしました。場所は多少遠くても、生きている私たちが動けばいい。仏様をそのままにしておくのはせつないですか

お葬式は家族葬と決めていました。

――大勢の方がお集まりになられたのでしょうか。

確か30名くらいの方に来ていただいたと思います。身内と、また娘の会社の関係者にもお集まりいただきました。たまたま昨年夏に私の弟が他界したので、その時の経験からもしもの時には、延命治療はしないで、お葬式は家族葬と決めていました。
ご近所の方には前もって家族葬で行う旨をお伝えしました。ここも暮らし始めてから50年以上住んでいます。私たちが越してきたときにはまだ3軒くらいしか家は建っていませんでした。初めのころからいましたので、お手紙を添えて回覧を回していただきました。

私たち夫婦は二人とも出身が九州です。遠いですし、高齢の方もいるので無理されないように伝えました。孫と家族と、本当に近い人でゆっくりお別れができました。

――思い出に残るお別れだったのですね。


中島さんが一つひとつやってくださいました。私も何にも分からないので教えてくださいと、全部教わりながらやりました。
普通は納棺といっても、葬儀社の方がぱっぱとやってしまうではないですか? 中島さんは、きちんと納棺式をしてくれました。それと、告別式の会場に看板を立てますよね。普通は看板だけですが中島さんはそこにちゃんとお花を活けてくださったんです。普通はそんなことしませんよね。
そしてお料理がね、とてもいいお料理で、皆が喜んで食べてくれました。大勢の方がいらっしゃるのだったら量も用意しなければならないのでそんなに高級なものは出せませんが、家族とか近親者というか、そういう方が中心でしたので、料理もそんなに節約しないで。
また祭壇も小さいのにするのではなく、普通に花祭壇で。本人は花が好きだったので棺にはお花をたくさん入れてあげたいと思っていました。参列してくださった方もたくさん献花してくれて、家族葬にしてはすごいお花の量でした。棺に入りきらないくらい用意してもらいました。
とてもよくしていただいて、その後も何かあるとすぐに電話してお世話になっています。
見積りも一つひとつ分かりやすくて、きちっと出してもらって。分からないことは聞きましたから。告別式とお通夜は他のスタッフの方もいらっしゃいましたが、細かい所は全部中島さんがやってくださいました。あの方は寝てないんじゃないでしょうか? 大変ですね。

――お寺さんは菩提寺に頼まれたのですが?


はじめ九州の菩提寺にご連絡をしましたら、「来て下さる」とおっしゃってくださいました。ただ、送り迎えなどを考えると、人手も少なくて。失礼になってはいけないですから、中島さんに横浜のお寺さんを紹介していただきました。
四十九日は日曜日でないと子どもたちも集まれないので、ちょっと日にちをずらして行いました。お寺さんにもこちらに来ていただいて、仏壇も何もないので仏壇を買いました。
真宗大谷派はあまり大げさにしなくてシンプルでいいと思います。でもいろいろあるんですね。私は仏事のことは全く無縁だったので、実家に電話をかけて確認しました。仏具も並び方も宗派によって違うんですね。びっくりしました。
本当は仏壇を置く部屋もあるのですが、明るいのでしばらくはここに置いておこうと思っています。

自分の身内を亡くしてみると、本当に勉強になります。

――ご葬儀を終えられて印象に残っていることはありますか?

私自身初めてでしたが、やっぱりこれから一人になっていくことが不安です。
何もわからないまま一生懸命やって、告別式の時にはあまりあれこれ考えられませんよね。
ぼーっとしているというか。皆様に失礼にならないようにという心配りです。あとは娘が二人と孫がいろいろやってくれたので。

ただ、お友だちですとかあとから家に来てくださるので、反対に皆さんにお知らせして、来ていただいた方が良かったのかなと思ったりしました。
お電話をかけてから来てくださる時は良いですが、突然いらっしゃる方もいます。来ていただくのはとても嬉しいのですが、お葬式のあとはお役所の手続きなどいろいろとやることもあって、家を空けていることもあります。もしお越しいただいた時に留守だったら申し訳ないですし。「何で教えてくれなかったの」とおっしゃる方もいましたので、そう考えるとやはり皆さんをお呼びした方が良かったのかなとも思います。はじめから家族葬と決めてはいたのですが……。

――確かに、家族葬にもいいところと悪いところがありますよね。


こういう時、人の本当の部分が分かるというか。親しくしていても別にどうということもない方もいれば、日ごろあまりお付き合いはなかったのですがわざわざ来てくださって、ご自分で読経してくださる方もいらしたり。 葬儀についてはテレビなどでもいろいろと取り上げられていますが、自分の身内を亡くしてみると、本当に勉強になります。人生勉強になりますね。

――ありがとうございました。




山中保子様が選ぶ、有限会社アースメモリー・赤とんぼのここが良かった BEST3

  • 1.納棺式をきちんとしてくれて、告別式会場の看板の下にはお花も活けてくれた。
  • 2.棺に入りきらないくらい、たくさんの花を用意してくれた。
  • 3.お料理がとても良くて、皆も喜んで食べてくれた。

編集後記(コバミホの感想)

コバミホの感想

お話を聞いていても、喪主様は自分のことよりまず他の人のことをとにかく大事にされているなと感じました。 ご主人の病室にご自身で撮影されたオーロラの写真を飾ったというお話も心を打ちます。ご夫婦で一緒に楽しめる趣味があるというのもいいですね。 ご主人とのアラスカ旅行、お気を付けて行ってください。

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