社葬というと、大規模なお葬式の代名詞のようなイメージを持たれている方が多いと思います。
確かに、企業が主体となって執り行うことから、取引先や関係者も多くなることもありますよね。
しかし、社葬とは、規模が大きいお葬式のことではありませんし、
大企業だけが執り行うということでもありません。
たとえ中小企業であっても、参列者が少なくても、亡くなった故人の功績を讃えて、在りし日を偲び、これからのために社員が一丸となる。
社葬を執り行うことには、そんな意義があるのではないかと私は思います。
数百人規模のイメージが強い社葬ですが、最近では、100名前後の規模で執り行われる社葬も増えています。
その会場も、葬儀会館やホテル以外の、たとえば会社だったり、工場だったり、思い出の場所だったりと、中規模、小規模だからこそできる、故人となじみの深い場所を選ばれるケースもあります。
費用に関しても、規模が小さい社葬の場合は、一般葬と変わらない程度で執り行うことも可能ですし、ご遺族との合同で執り行う、合同葬という選択肢もあります。
また、社葬のもう一つの大きな役割として、後継者への代替わりや、その後の体制を知らしめ、「この会社はこれからも大丈夫だ」と思ってもらう、ということを考えると、中小企業こそ、社葬が大切な意味を持つとも言えるかもしれませんね。
ただし、小規模だから簡単に準備できるというわけではありません。
社葬とは、通常の業務とは全く別の動きをするのですから、事前の準備は必須です。
事前に社内規定を作っておいたり、信頼できる葬儀社を複数社の見積もりを取りながら選定したりと、何もない時にこそ、時間をかけてじっくり検討されることをおすすめします。
ということで、今回のご質問
参列者が少人数でも社葬はできるのでしょうか?
についてお答えしました。
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