木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


遺影写真の額縁選びのマナー

ずいぶん春めいてきました。皆さん、体調にはお変わりないでしょうか。
さて、この連載を持たせていただくようになり、記事をご覧の(特に女性の)読者からご質問のメールをいただく機会が増えました。
ありがとうございます!
そこで、ご質問を頂いた折りには誌面で回答させて頂きながらマナー情報も合わせてご提供したいと思います。では、早速、今回のご質問から。

変わる、遺影の額縁

「遺影といえば黒い額縁が主流でしたが、選択肢が増えたのでしょうか? マナー的に使ってはいけない素材や色などはありますか?」

遺影写真の額縁選びのマナー額縁は黒だけでなく、今では素材も色もさまざまな種類があり、私がお手伝いをさせていただいた式典では、ご家族のご希望で四角い形状のものではなく楕円形の額縁を使ったこともありました。
額縁にお花やリボンをあしらうこともできます。
額縁の素材については、木地、メタリック、模様入りなどがあります。
色は、パールホワイト、ブラウン、ピンク、ラベンダーなど多種多様です。
特に女性の場合は、写真の洋服と色を合わせたり、生前お好きだった色を選ばれると、その方がより一層偲ばれ、上品でやさしい雰囲気になります。

マナーの側面からも使用してはいけない色や素材は特にありません。
額縁はインターネットで購入することもできますが、海外から取り寄せる際には要注意。輸送の際に損壊してしまったとケースを幾度か聞いています。
なお、葬儀の基本料金に定形サイズの黒の額縁が含まれているケースが多く、今回ご紹介したような額縁や飾りについては一部追加料金がかかることもありますので葬儀社にご相談されることをおすすめ致します。

最後に私から皆さんに2つご質問。
「額縁にお入れする遺影は何年前までの写真が使用可能でしょうか?」
「真正面を向いていないとマナー違反?」

実はこれらは女性の方から私がよくいただくご質問です。
遺影は祭壇の中央に飾られ、花々とともに式場全体の象徴ともなる存在。
参列された方々にとっては、そのお写真からありし日を偲ぶ貴重な一枚となります。
終活イベントの目玉として、遺影写真をプロカメラマンにキレイに撮影してもらうコーナーが女性に人気なのも頷けます。


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