木野島光美の「女性のためのお葬式のマナー」


受付でのマナー

お葬式に参列する際に必ず立ち寄るところが「受付」です。
ちなみに参列する場合の女性の身だしなみ、持参するもの(お香典袋や数珠)については連載記事のVOL.1~5に詳しくご紹介しています。ご参考になさってくださいね。

お香典の出し方

受付では、お香典をお渡ししますが、そもそもお典は「香奠」と記され、「香を供える」といった意味。
元来、「食物香奠」ともいわれ、お金ではなく米や麦、野菜などの食物を供えることであったともいわれています。
お墓参りの際に故人が好きだった飲み物や甘味をお供えするのと同様、亡き方とともに食事をするという想いも込められていたのでしょう。やがて、近隣の相互扶助の意味合いから、ご遺族の経済的な支援を考えて金銭をお供えするようになったようです。

さて、以前は受付には芳名帳が置かれ、そこに住所、氏名を記入していましたが、最近は帳面形式ではなく、「芳名カード」が増えてきました。同じように記入しますが、名刺がある場合は名刺を差し込めば住所、氏名を記入する必要がありません。ただし、お香典にいくら包んだのか金額明記の欄がありますので記載漏れがないようにしましょう。
 

お香典の表書き

受付でのマナー次にお香典袋の表書きについてですが、「御霊前(ごれいぜん)」が一般的。
ただし、仏教をイメージさせる蓮(はす)の絵柄がついている袋は仏式以外には使えませんので注意しましょう。ほかに「御香典」「御香料」と書く場合もあります。
神式の場合の表書きは、「御玉串料(おたまぐしりょう)」「御榊料(おさかきりょう)」となります。
キリスト教の場合は、カトリック・プロテスタントともに用いられる表書きとして、「御花(おはな)料」があります。

今やこうした表書きまで印刷されたものがコンビニでも購入できるようになりました。
とはいえ、神式やキリスト教でのお式であることが事前に分かっていた場合は、各宗旨の袋が売っているデパートの文具売り場で購入するのがベターです。
そして、お香典を受付で渡す場合、お悔みの言葉とともに係りの人が読める向きにして渡します。
香典辞退の場合は、無理に渡すことは控えましょう。


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