“墓じまい”のマナー

墓じまい
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最近、頻繁にテレビで取り上げられている話題が墓じまい。
先日も取材やリサーチを依頼されたばかりです。「終活」の中で今、最も多くの方が興味を持たれている話題かもしれません。そこで「墓じまいについて、その意味や供養の方法についてご紹介したいと思います。

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墓じまいとは?

墓じまいとは、ライフスタイルに合わせ、お墓を移転したり、永代供養墓の購入、納骨堂への移転、散骨・樹木葬といった自然葬のために現在あるお墓を撤去したり解体すること。少子化・超高齢化社会に突入し、お墓を継承していく後継者がいないことなどから一気に認知されることとなりました。

実は私も墓じまい経験者。
8年ほど前に大阪にあったお墓を撤去し、都内の永代供養墓へ移転しました。元々のお墓は公営墓地だったので(諸手続きは大変だったものの)問題なく移転できました。

墓じまいでトラブルにならないために

一方、菩提寺に元々お墓がある方はご僧侶や檀家親族と事前にしっかり相談しておかないと後々トラブルになることがあります。
菩提寺への突然の申し入れは、これまでご先祖のお墓を守って下さった寺院に対し失礼にあたります。
お墓を撤去することは檀家を離れることから菩提寺へは、感謝の気持ちを添えてお布施「離檀料」をお支払いします。
ただ、金額に相場はなく、「お寺とのお付き合いの深さ」や「お墓の大きさ」などによっても違うようですので、地元の親族に相談すると良いでしょう。

お墓を撤去する前に魂抜きを

墓じまいのマナーお墓を撤去する際には、「魂(たましい)抜き」と呼ばれる「閉眼供養」を行います。
これは、ご先祖の魂を鎮め、魂を抜き取る儀礼のこと。一般的にはお身内だけが立ち会い、僧侶に読経をしてもらいます。
また、この反対でお墓を新しい場所へ移す際の納骨時、または、お墓を建立する時に、今度は魂を入れる「開眼供養」(魂入れ)が行われます。僧侶の読経とともに供物なども用意します。

最後に墓じまいに関わる費用には相場がないのが現状。
墓じまいの際の事前相談やマナーももちろん大切ですが、「その後の供養」についても予算を想定しておくことが後悔しないためのポイントです。

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