「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」作品集

家族へ・親戚への手紙

大好きな颯大へ

小出 三由季(愛知県名古屋市)56歳

早いものでもうすぐ三回忌。
今でも、ママの車が家の前に停まるたびに、リュックを背負ったあなたが、一番最初に降りて来る気がします。
食いしん坊のあなたは、玄関先のプランターの苺をいつもつまんで食べていましたね。
昨年一個も実らなかったのは、だれにも食べられないうちにと、あなたが食べてしまったのかな。
新しいお墓にたった一人で入ってしまったあなたが、さみしい思いをしないように、ばあばは毎日、お墓まいりに行っています。
弟の侑ゆう大たも毎週行っているので、覚王山陵苑にすっかり馴染んでしまい、若いお坊さんを自分だけの呼び名で「タイコ~いる?」と大声で呼び、ご迷惑をかけていますよ。
あなたの後に、いつもくっついていた小さかった侑大が、あなたと同じ年少さんになりました。育いく大たという弟も生まれました。侑大もあなたのようなやさしいお兄ちゃんになれるかな。
天国から弟たちを見守っていてね。
四年間という短い月日だったけど、いっぱいの笑顔をありがとう。
数えきれないくらいの思い出をありがとう。
孫として生まれてきてくれて本当にありがとう。
あなたと過ごせたこと、ばあばはとても幸せです。
何年先になるかわからないけど、ばあばがあなたのところへ行ったら、またいっしょに動物園へ行こうね。
あなたが一番好きだったアメリカバイソンを見ようね。
ペンギンのついた観覧車にも乗ろうね。
それまで待っていてね。

ばあばより


家族へ・親戚への手紙一覧に戻る