しきたりから学ぶ沖縄県のお葬式

沖縄県


数字で見る沖縄県のお葬式(N=31)
お葬式そのものにかかった費用の平均 930,645円
飲食費の平均 285,484円
返礼品費用の平均 304,839円
会葬者の平均人数 175人
参列者からのお香典の合計の平均 862,903円

[ 鎌倉新書「第一回お葬式に関する全国調査」アンケートより ]

「第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果を見る

沖縄県でお葬式をする

沖縄県は、葬儀の前に火葬を行い、遺骨にて葬儀をする「前火葬」が多い地域ですが、一部、葬儀後に火葬する「後火葬」のところもあるようです。
また、納骨も遺骨にての葬儀終了後、当日に納骨することが多いようです。

「一般人でも新聞に訃報を出す?」

沖縄県では、死亡通知に新聞の訃報広告を利用することがあります。
特に地元紙では、一般人の訃報広告専用のページが設けられていて、黒枠の訃報広告が紙面を賑わします。
広告には、故人や喪主の氏名、葬儀の日時だけではなく、同居の家族名、独立した子供や孫、その配偶者、親戚の名前が書かれており、中には、町内会の放送で訃報と葬儀日程が放送されることもあるようです。

「檀家がない?」

仏式のお葬式が大半を占めている日本では、お葬式を菩提寺に依頼することが一般的ですが、沖縄県では、葬儀の際、読経を希望する場合はどの寺院に依頼しても良いことになっています。
かつて、日本には檀家制度という寺請け制度がありました。
江戸時代に制定された制度で、現在の戸籍のような役割と、キリスト教を禁教にするため作られた国民総仏教徒制度でした。
しかし、当時の沖縄は、琉球王朝という国で徳川幕府に属していないので、寺請け制度もありませんでした。
そのため、当然檀家制度も根付いていないので菩提寺という概念もありません。

「古墳のように大きなお墓?」

沖縄県のお墓は、家や古墳と見間違うほどの大きさがあります。
屋根つきの「亀甲墓」「破風墓」が数多く建っていて、本土のお墓とは比べ物になりません。
内部は8畳程度の広さで、家を建てるときと同様、基礎から工事をする場合もあります。
これほどお墓が大きくなった理由ですが、かつては故人の遺体を自然に白骨化させる「風葬」や遺骨を定期的に洗う「洗骨」の風習があったことからきているようです。
現在では、火葬されているのでお墓の風習だけは残り、お隣の石垣島もやはり大きなお墓です。

古墳のように大きなお墓?

沖縄県のお葬式に参列する

沖縄県は、葬儀の前に火葬を行い、遺骨で葬儀を行う前火葬が多い地域です。
また、夏場は、通夜を行わず火葬にする場合もあるようです。

「沖縄県の故人への考え方」

アニミズム、シャマニズムと先祖崇拝を重んじる沖縄県では、死生観が他県とは大きく違います。
神道の考え方と同じく、死に対する畏敬の念が強く見られます。
殯(もがり)もかつては広く行われていました。
独特の風習としては、妊婦の夫や妊婦は、臨終に立ち会うことを避け、通夜や葬儀にも参列しないのが好ましいとされていました。
状況では、通夜は行わず、納棺、葬儀、火葬、告別式、納骨は1日で行われ、翌日にはすぐに墓参りをします。
この墓参りは、「ナーチャミー」と呼ばれています。
その後、四十九日まで毎週、「スーコー(「法事」の意味)」と呼ばれる法要が営まれます。

「沖縄県のそのほかの風習?」

沖縄県の名物に豚肉を使用したラフテーやソーキがありますが、枕飾りにも豚の三枚肉が供えられます。
豚肉は、貴重なたんぱく質だったため、三枚肉を供える風習ができたと思われます。
そのほかにも変わったものとして、塩と味噌、饅頭などを故人の枕元に供えます。
沖縄県で使われている柩は、他県と比べ形状が違います。
柩の長さが短く、深いのが特徴です。
これは故人を納棺する際、膝をすこしだけ立てて納棺するため、深い形状になっています。

沖縄県の葬儀社に聞いた、沖縄県のしきたり

不明 火葬場からお骨が帰る時に黒い傘でお骨を覆う。

沖縄県でお葬式を経験した人に聞いた、沖縄県のしきたり

金武町 香典代が一律で決められている。(男性 58歳)
北谷町 告別式が終わったら、すぐ墓に遺骨を納める。(女性 55歳)
中頭郡西原町 墓の中へ入り、骨壷を置く。(男性 48歳)