しきたりから学ぶ佐賀県のお葬式

佐賀県


数字で見る佐賀県のお葬式(N=32)
お葬式そのものにかかった費用の平均 1,181,250円
飲食費の平均 226,563円
返礼品費用の平均 464,063円
会葬者の平均人数 118人
参列者からのお香典の合計の平均 1,012,500円

[ 鎌倉新書「第一回お葬式に関する全国調査」アンケートより ]

「第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果を見る

佐賀県でお葬式をする

佐賀県は、葬儀の前に火葬し、遺骨にて葬儀を行う「前火葬」と葬儀の後で出棺し火葬する「後火葬」が混在しています。
香典返しは、葬儀の際、香典返しを行う即返しの地域が多いようです。

「49個の枕団子?」

故人の枕元にお供えする一膳飯と枕団子。
佐賀県の一部地域では、49個もの団子をお供えすることがあります。
この49という数字は、7週間ごとに審判を受け、成仏するという四十九日の旅の考え方からきています。
枕団子を供える理由については、お釈迦様が如来から贈られた「香飯」を辞退し、食べずに亡くなってしまったので、死後これを供えたという説や、四十九日の旅が終わり仏様にお会いした時の手土産など諸説あるようです。

「放生の儀式?」

佐賀県でもほかの地域と同じように「放生(ほうじょう)」と呼ばれる風習があります。
鳥を空に放ち、池や川に魚を逃がすなどの風習で、仏教儀式の「放生会(ほうじょうえ)」から派生したといわれています。
捕らえられた生き物を逃がすことで故人の徳を積むという意味があるようです。

放生の儀式?

「出棺の時に茶碗を割って、柩を回す?」

佐賀県でも一部の地域で柩を回す風習があります。
「柩回し」と呼ばれるもので、出棺の際に近親者で柩を3度、ぐるぐると回します。
柩を回すことで故人は方向感覚を失い、家に戻れなくなると考えられているようで、「故人が迷うことなく冥土へ赴き、成仏して欲しい」という思いが込められているという説があります。
このほか、回るという儀式を行うことで仏教の修行をしているとみなし、現世での罪をなくそうとする「減罪信仰」からとも言われています。
また、出棺の際に遺族によって故人の茶碗を割る風習も見られます。
「あなたが日常的に使用していた茶碗はもう無いので、迷わず成仏して下さい」との意味合いです。
故人がこの世への未練をきっぱりと絶ち、あの世へいけるようにとの願いが込められています。

佐賀県のお葬式に参列する

佐賀県では、葬儀の前に火葬をする「前火葬」と、通夜と葬儀が終わった後に火葬をする「後火葬」の地域が混在しています。
故人のお顔を見るため参列してもお目にかかれない場合があるので、事前に確認することをおすすめします。
また、通夜振る舞いは、遺族、近親者だけで行うことが多いようです。

「通夜に出立ちの膳を食べる?」

通夜の後、親族や親近者など参列者に、食べ物や飲み物が振る舞われることを「通夜振る舞い」といい全国的に見られる風習です。
大きく分けると東日本は、一般参列者も含め盛大に飲食しますが、西日本では、遺族や近親者のみで地味に飲食することが多いようです。
佐賀県では、通夜振る舞いとは言わずに、「出立ちの膳(でたちのぜん)」と呼ばれる会食を身内のみで行います。

「佐賀県のそのほかのしきたり?」

故人が午前中に亡くなった場合、納棺をしないで仮通夜を行います。
24時間経過してから納棺し、再び通夜を行う地域もあります。
葬儀・火葬を午前中にすることが多い地域があります。
この地域の出棺時間は、大変早くなります。
葬儀が終了し初七日の法要が終わってから祭壇を撤去する地域もあるようです。

佐賀県でお葬式を経験した人に聞いた、佐賀県のしきたり

唐津市 故人が使っていた飯碗を出棺のとき割る。(男性 60歳)