しきたりから学ぶ愛媛県のお葬式

愛媛県



数字で見る愛媛県のお葬式(N=43)
お葬式そのものにかかった費用の平均 1,282,558円
飲食費の平均 318,605円
返礼品費用の平均 401,163円
会葬者の平均人数 72人
参列者からのお香典の合計の平均 973,256円

[ 鎌倉新書「第一回お葬式に関する全国調査」アンケートより ]

「第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果を見る

愛媛県でお葬式をする

愛媛県の葬儀の進行は、通夜、翌日に葬儀・告別式、出棺、火葬の順で進みます。
基本的に「後火葬」の地域ですが、葬儀の前に火葬を行い、遺骨にて葬儀を行う「前火葬」の地域も一部存在します。
香典返しは、葬儀の時香典返しを行う即返しではなく、四十九日後に香典返しを行う場合がほとんどです。

「故人にお弁当を持たせる?」

愛媛県の一部の地域では、故人が愛用していた茶碗に盛った枕飯でおにぎりをにぎり、故人に持たせる風習があります。
旅支度(死装束)のひとつ、「頭陀袋」にお弁当としておにぎりを入れます。

故人にお弁当を持たせる?

「出棺の際に柩を回す?」

愛媛県でもほかの県と同じように、出棺の際柩を回す風習が見られます。
近親者4人で柩を担ぎ、3度回してから道の中央に止まり、その後、柩の周りを近親者が回ります。
「三度回し」「棺回し」と呼ばれるもので、柩を回すことで故人の方向感覚を無くし、家に戻れないようにするためです。
「迷うことなく冥土へ赴き、成仏して欲しい」という思いがこめられているという説があります。

愛媛県のお葬式に参列する

四国では通夜や葬儀の際に助け合う「組」など、地域の組織が比較的盛んですが、愛媛県では農村部などを除き、徐々にすたれつつあるようです。
葬儀・告別式の後に火葬をする「後火葬」が主流ですが、場合によっては先に火葬を済ませることもあります。
また、通夜振る舞いは、近親者だけで行うことが多いようです。

「火葬場へ行くとき額に三角の布を付ける?」

遺族が額に白い三角布を着けて火葬場へ向かう。
全国でも同じような風習は点在していますが、愛媛県の一部地域でも「いろ」と呼ばれる三角形の布を額に付けることがあります。
白い布を身に付けることで、白装束の故人と同じ格好になりますが、「あの世へ旅立つ前までは、私たちも故人と共に見送ります。
しかし、そこから先はお一人でお旅立ちください」という意味が込められているようです。

愛媛県でお葬式を経験した人に聞いた、愛媛県のしきたり

松山市 葬儀と49日の法要を同日で行うこと。(女性 58歳)
今治市高部 今治では、火葬に行く前に遺影を持って、近所を回りました。(女性 66歳)
不明 無くなった年の年末に、「みんま」という行事を行うこと。(男性 56歳)