しきたりから学ぶ香川県のお葬式

香川県


数字で見る香川県のお葬式(N=25)
お葬式そのものにかかった費用の平均 900,000円
飲食費の平均 268,000円
返礼品費用の平均 388,000円
会葬者の平均人数 74人
参列者からのお香典の合計の平均 784,000円

[ 鎌倉新書「第一回お葬式に関する全国調査」アンケートより ]

「第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果を見る

香川県でお葬式をする

香川県の葬儀の進行は、通夜、翌日に葬儀・告別式、出棺、火葬の順で進みます。
基本的に「後火葬」の地域ですが、葬儀の前に火葬を行い、遺骨にて葬儀を行う「前火葬」の地域も一部存在します。
高松市では葬儀に読経をする脇僧が多く、また、琴平付近では、琴平宮(金比羅様)を汚してはいけないとの理由で、宗派にもよりますが、その付近で葬儀を行わないとの風習があるようです。
丸亀地方では、火葬終了後、その日は収骨しないで、翌日に収骨する「灰葬」の風習があります。

「末期の水を樒で行う?」

末期の水は、釈尊が入滅する間際、水を所望したということから故人に水を捧げるようなったといわれています。
全国的には脱脂綿に水を浸して行うことが多いのですが、香川県では樒の枝葉を水に浸して行うのが一般的です。
枕飾りの花立てに樒を供えることもあります。

末期の水を樒で行う?

「納棺しないで通夜を行う?」

香川県では、自宅葬をする際に通夜の夜には納棺せず、翌日の葬儀の直前に行う地域があります。
祭壇の前には、布団に横たわる故人がいらっしゃいます。
また、納棺の際には、逆さがけの意味合いで、たすきを逆さにかける風習があります。
また、出棺または葬儀終了後には「この世との未練を断つ」という意味合いから故人が愛用していた茶碗を割る風習もあります。
このとき、お盆の「送り火」のように、わらやおがらを炊いて送り出すこともあります。

「講がお葬式を手伝う?」

全国の各地に見られますが、四国全域には、10軒程度の家がひとつの組織となり、通夜・葬儀などを手伝う「講」と呼ばれる近隣組織があります。
自治会などの地域の人たちが講として、通夜の料理の差し入れや、連絡、受付、会計などのお手伝いをします。
また、香川県では、「念仏講」と呼ばれる組織もあり、通夜の最中や通夜終了後に、講の女性たちが念仏をあげることもあります。

香川県のお葬式に参列する

香川県の葬儀の形態は、通夜の翌日、葬儀・告別式があり、その後火葬をする後火葬の地域です。
ほとんどが、後火葬ですが、遺骨で葬儀を行う、前火葬の場合もあるようなので、事前に確認する事をおすすめします。

「火葬場で女性の髪に白い紙を挟む?」

香川県で広く行われている風習として、近親者の女性が火葬場へ移動する時、髪に白い三角の紙を挟むことがあります。
子孫を残す女性を死の穢れから守るという意味合いがあるとも言われています。
また、火葬場から戻ると、家に入る前に塩と水で清めます。
一部の地域では青竹で模した小さな竹馬をまたぐ風習があります。
この時、米粒を噛みながら塩をかけるようです。

「香典の表書きは?」

遺族へ香典を渡す際、全国的には「御霊前」と表書きを書きますが、香川県では表書きに、通夜には「御悔」、葬儀には「御香典」を用いることが広く行われています。

香川県でお葬式を経験した人に聞いた、香川県のしきたり

善通寺市 自治会が食事を作り会葬者に振舞う。(男性 56歳)
小豆郡 友引は避ける。(女性 49歳)