しきたりから学ぶ山口県のお葬式

山口県


数字で見る山口県のお葬式(N=37)
お葬式そのものにかかった費用の平均 1,375,676円
飲食費の平均 312,162円
返礼品費用の平均 428,378円
会葬者の平均人数 81人
参列者からのお香典の合計の平均 890,541円

[ 鎌倉新書「第一回お葬式に関する全国調査」アンケートより ]

「第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果を見る

山口県でお葬式をする

山口県の葬儀の進行は、通夜、翌日に葬儀・告別式、出棺、火葬の順で進みます。
基本的に後火葬の地域ですが、葬儀の前に火葬を行い、遺骨にて葬儀を行う前火葬の地域も一部存在します。
香典返しは、葬儀の時香典返しを行う即返しではなく、四十九日後に香典返しを行う場合がほとんどです。

「香典と一緒に供物を差し上げる?」

山口県では、遺族に対して香典のほかに供物を贈ることが多いようです。
果物やお菓子、また農村部などではお米や野菜などの農作物を差し上げる事もあります。
この供物は、お葬式の際皆で食べたり、余った場合は持ち帰ります。
この風習は、全国の一部の地域で見られる「通夜見舞い」と共通する風習といえるでしょう。

香典と一緒に供物を差し上げる?

「出棺前に食事をする?」

岡山県では、出棺前に食事をする「立飯(たちは)」の風習がありましたが、山口県にも故人と最後の食事をする「立飯(たちは)」の風習があります。
大豆やご飯のおこげを食べますが、何故それを食べるのか理由ははっきりしていません。
食事後の出棺では、茶碗が割られ、送り火としてわらを燃やします。
また、柩に米や大豆を撒く地域もあります。

「短い距離でも葬列を組む?」

山口県は出棺時に多くの風習が残っています。
一部の地域では、玄関から霊柩車までの短い距離を移動するのに葬列を組むことがあります。
土葬の時代の野辺送りの名残といえるでしょう。

山口県のお葬式に参列する

山口県の葬儀の形態は、通夜の翌日、葬儀・告別式があり、その後火葬をする後火葬が一般的です。
ほとんどが、後火葬ですが、遺骨で葬儀を行う、前火葬の場合もあるようなので、事前に確認する事をおすすめします。
また、通夜は、近親者だけで行う事が多く、通夜振る舞いのような料理はなく、遺族、親族が簡単な食事をする程度です。

「遺族の手伝いをする講(こう)?」

山口県には、葬儀を助け合う「講」や「死講」と呼ばれる組織があります。
近隣の人が集まりお葬式などで食べる煮炊きを作り、葬儀全般を手伝います。
また、焼香の際に小銭を供える「焼香銭」の風習も長門市や萩市の一部で見られます。

山口県でお葬式を経験した人に聞いた、山口県のしきたり

防府市 通夜振舞い無と繰上法要は49日まで。祭壇にお団子を用意する。(女性 44歳)
岩国市 講の者が手伝う他に親しい人も手伝ってくれる。(女性 75歳)
岩国市 昔は、町内会で葬儀の手伝いをした。(男性 56歳)
光市 町内で香典を集めるが、お礼はしない。(男性 46歳)