しきたりから学ぶ島根県のお葬式

島根県


数字で見る島根県のお葬式(N=30)
お葬式そのものにかかった費用の平均 895,000円
飲食費の平均 135,000円
返礼品費用の平均 181,667円
会葬者の平均人数 70人
参列者からのお香典の合計の平均 820,000円

[ 鎌倉新書「第一回お葬式に関する全国調査」アンケートより ]

「第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果を見る

島根県でお葬式をする

島根県は、葬儀の前に火葬を行い遺骨で葬儀を行う「前火葬」が多い地域です。
出雲大社のお膝元であることから、大安の日も葬儀をさける風習があります。

「隣の県にお茶を買いに行く?」

島根県では不幸のことを、「広島にお茶(あるいは綿)を買いに行く」という言い方をする場合があります。広島とは巌島の弥山を指しており、この山は霊の集まる霊場とされています。

「お葬式に赤飯?」

葬儀にお赤飯を出す風習は、全国的に見られる風習ですが、島根県にもこの風習が残っています。
お赤飯を出す理由としては、長寿を全うして大往生された故人へのお祝いです。
また、災いを福に転じさせるという「縁起直し」ということから、葬儀にお赤飯を食べるという説もあります。
鳥居の赤に見られるように、古来より赤は邪気を祓い、厄を除ける力があるとされていました。
冠婚葬祭は、ある意味非日常の世界です。
お赤飯は、その非日常の世界との距離が近くなる時に食べられていたといわれています。

「忌中に竹を立てる?」

全国的にも、不幸があった時、「忌中」と書かれた張り紙をするのは広く見られる風習です。
一方、島根県の松江市などでは、家の門の両脇に竹を立てることがあります。
家の門に竹を立てると聞くと、お正月の門松に似ていると思いませんか?
門松には、年神様を迎える準備として「門を清め、家の中に邪気が入るのを防ぐ」という意味がありますが、忌中のしるしとして立てるこの竹にも、同じ意味があるようです。

枕団子が4個?

島根県のお葬式に参列する

鳥取県の一部の地域では、通夜に行われる通夜振る舞いには、一般の参列者は参加しません。
親族と近しい人がそばなどで会食します。
なお、返礼品は香典返しを兼ねた即返しが多いようです。

「通夜の時間は決まってない?」

島根県の一部地域では、通夜の開始時間を決めていないという風習があります。
葬儀式場でお葬式を行う場合は式場の都合で通夜時間は決められていますが、自宅で行う場合は、弔問客は思い思いの時間に喪家を訪れ、焼香をします。

島根県でお葬式を経験した人に聞いた、島根県のしきたり

出雲市 近所の方が食事を作る。(女性 42歳)
出雲市
雲南市
テレビで著名人の葬儀を見ていると、葬儀の後会葬者が火葬に向かう霊柩車を見送っているが、私の住んでいる地方では、通夜の翌日火葬を先に行い、葬儀、告別式を後から行う。よって葬儀の時は祭壇の真ん中にお骨がおいてあるのが普通です。(女性 49歳)
大田市 火葬後に、お通夜と告別式。(女性 41歳)
雲南市 ご会葬御礼のハガキ以外お返しはしない。(男性 57歳)
奥出雲町 香典返しは基本的に行わない。社会福祉協議会への寄付をもって充てる。(男性 52歳)
鹿足郡吉賀町 近所の組と言われる人達がお手伝いをする人数が足らなければ隣の組から2~3人借りる。(女性 54歳)