しきたりから学ぶ大阪府のお葬式

大阪府



数字で見る大阪府のお葬式(N=80)
お葬式そのものにかかった費用の平均 1,152,500円
飲食費の平均 248,125円
返礼品費用の平均 270,000円
会葬者の平均人数 58人
参列者からのお香典の合計の平均 450,000円

[ 鎌倉新書「第一回お葬式に関する全国調査」アンケートより ]

「第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果を見る

大阪府でお葬式をする

大阪は、公営の火葬場、葬儀式場が充実しています。
各市に市営の斎場があり、また、社葬のような大きな葬儀でも専用の式場があります。
骨壷の大きさにも特徴があり、関西エリアの骨壷は、関東エリアに比べ小さくなっています。
関東では、火葬後すべての遺骨を骨壷に納めますが、関西ではすべての遺骨を納めません。
関東の人は関西の骨壺を見てあまりの小ささに驚き、関西の人は関東の骨壺を見てあまりの大きさに驚きます。

「友引の日に葬儀をする時には柩に人形を入れる?」

京都では、友引の日に葬儀をする場合、「友人形」を柩に入れましたが、大阪府では、「いちま人形」と呼ばれる人形を柩に入れます。
友引の日に葬儀をしない風習は、全国的に見られます。
理由としては、友を引く(連れて行く)という語呂の悪さから葬儀が行われず、結果として火葬場が休むようになったようです。
もともと友引とは六曜の中でも縁起の悪い日ではありませんでした。
本来の意味である共に引く「勝負なし、引き分け」という意味の「共」が「友」に変わり、「故人が友を冥土に連れて行ってしまう」という意味にとられるようになったため、このような風習が生まれました。
大阪府では火葬場が開いているため、友引の日でも葬儀・告別式を行うことができます。
あくまでも迷信ですが、友の代わりとして「いちま人形」を柩に入れることが行われるようになったようです。

友引の日に葬儀をする時には柩に人形を入れる?

「精進料理の切り方が違う?」

精進料理に使われている高野豆腐や厚揚げ。
大阪府では、葬儀の時には四角ではなく三角形に切って使います。
「逆さ事」の一種で、普段と違うことをすることで、非日常の世界をあらわし、死と日常を切り離すという意味が込められています。
「逆さ事」にはこのほか、納棺の際、洋服を上下逆に掛けたり、屏風を逆さにして立てかける「逆さ屏風」や、ぬるま湯を水にお湯を入れて作る「逆さ水」などがあります。
てんこ盛りのご飯にお箸を立てるのも非日常の世界観をあらわしています。

大阪府のお葬式に参列する

大阪では、供花として樒塔を出す場合があります。
樒は仏式の葬儀において無くてはならないものですが、これほどたくさんの樒を出すのは関西だけです。
樒塔には名義の順番があります。
供花を出すときは、遺族に確認してから出すことをおすすめします。
また、鳥や魚を逃がす「放生(ほうじょう)」の儀式もあるようです。
放生とは、仏教儀式の「放生会(ほうじょうえ)」から派生した儀式で、捕らえられた生き物の命を救うことで徳を積むという意味合いがあります。

「黄白の水引?」

一般的に香典袋の水引は白と黒のものを使いますが、大阪府は、ほかの関西エリアと同じく、黄色と白の水引が使われています。
また、香典袋には「黒白の水引」、お布施には「黄色と白の水引」というように使い分けているところもありますので、葬儀社やお寺に確認しておくとよいでしょう。

大阪府でお葬式を経験した人に聞いた、大阪府のしきたり

摂津市 隣り組などが仕切ります。(男性 66歳)