しきたりから学ぶ三重県のお葬式

三重県

数字で見る三重県のお葬式(N=25)
お葬式そのものにかかった費用の平均 1,644,000円
飲食費の平均 400,000円
返礼品費用の平均 506,000円
会葬者の平均人数 97人
参列者からのお香典の合計の平均 1,048,000円

[ 鎌倉新書「第一回お葬式に関する全国調査」アンケートより ]

「第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果を見る

三重県でお葬式をする

三重県では、火葬を通夜の前や葬儀の前に火葬を行う「前火葬」と、葬儀の後に火葬場に行き荼毘にふす「後火葬」が地域により混在しています。
また、伊勢志摩地方では、伊勢神宮のお膝元という事もあり、神葬祭が多いようですが仏教の影響が取り入れられた形態になっています。
県南部地方では、屋根型のサヤと呼ばれるものを祭壇の横に飾り、墓にかぶせるといった風習があります。

「村から香典がでる?」

名張市など一部の地域では近隣の人たちが1,000円~3,000円程度、一定の額をお香典として持ち寄って故人にお供する、「村香典」という風習があります。
故人を知らない人であっても、一律で集めるそうです。

「遺族が白い布を身に付ける?」

三重県の農村地域では、「いろを着る」といって、葬儀の際に遺族が白い布を身につける風習があります。
また、南勢地域では、白、黄、赤などのさらしを手ぬぐいの大きさに切り、白は子ども、赤は孫などというように色分けして近親者に配る、「涙手ぬぐい」と呼ばれる風習が見られます。

三重県のお葬式に参列する

三重県では、神道を含めさまざまなお葬式の形があります。
先に火葬を行う地域などでは、故人に会うつもりで参列しても叶わない場合があるので、事前に確認する事をおすすめします。

「三重県でも辛い汁?」

三重県でも愛知県と同じように、精進落しの会食で「出立ちの膳」といって、近親者が簡素な精進料理を食べます。
桑名などの一部の地域では、かつおだしの胡椒汁が出されることがあります。
「涙汁(なみだじる)」と言われるこの汁は、あまりに辛くて涙が出るという意味と、辛い物を体に入れることで、疲れを取るという意味があるとされているようです。

三重県でも辛い汁?

「夜伽見舞い?」

三重県では通夜の際、香典のほかに遺族に品物を渡す風習があり「夜伽見舞い(よとぎみまい)」などと呼ばれています。
食料品を渡すことが多く、遺族はいただいた見舞いを食べながら、故人が淋しくないように語り明かします。
残った場合は皆に配ったり、また、地域によっては、持ち寄ったお見舞いを、全員でいただくというしきたりもあります。
なお、お見舞いをいただいた方には、香典返しを過分にするようです。

三重県の葬儀社に聞いた、三重県のしきたり

伊勢市 通夜時に弔問客が「通夜見舞い」を持って来るしきたりがあります。香典とは別で、現金を2,000~3,000円入れて持ってきます。
通夜はご遺体があり、告別式の朝に火葬し、昼から骨葬の告別式のパターンが約8割です。日程次第では通夜から骨葬のパターンもあります。昔住職から聞いた話ですが、伊勢神宮との関係で先に火葬するとの事です。告別式後にすぐ納骨する風習も地域によってはあります。葬列もあります。

三重県でお葬式を経験した人に聞いた、三重県のしきたり

四日市市 お慰め代がある。(女性 40歳)
伊勢市 斎場にあるお花を持ち、お墓に植え捧げる事。(女性 51歳)
伊賀市下柘植 地区の人たちは、日常のつきあいがなくても1,000円のお香典を持ってお参りされるので、それについてはお返し無し。また、満中陰にお返しをするのではなく、金額にかかわらずその日にそれなりのお返しをする。(女性 50歳)
木曽岬町 しきたりなのかどうかわかりません。普通にやっていることですが 亡くなった家の 隣の家に お昼をいただきに行きます。隣家には婦人会の人が食事の世話をしてくれます。(女性 58歳)