しきたりから学ぶ山梨県のお葬式

山梨県


数字で見る山梨県のお葬式(N=26)
お葬式そのものにかかった費用の平均 1,609,615円
飲食費の平均 446,154円
返礼品費用の平均 498,077円
会葬者の平均人数 115人
参列者からのお香典の合計の平均 1,346,154円

[ 鎌倉新書「第一回お葬式に関する全国調査」アンケートより ]

「第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果を見る

山梨県でお葬式をする

山梨県は葬儀の前に火葬を行う「前火葬」が多い地域ですが、甲府市などでは葬儀後に火葬を行います。
通夜振る舞いの習慣はありませんが、参列者には、会葬御礼としてハンカチやコーヒーなどを渡しています。

「出棺は、青竹の門をくぐって?」

山梨県の一部地域にも、仮門を作り、出棺の際にはその作った門をくぐって棺を出すという風習が残っています。
竹などをアーチ状に曲げたもので、玄関の脇に仮門を作り、出棺の後はすぐに壊します。
仮門には冥土の入り口という意味があり、万一、死者がこの世に戻ろうとしても、入り口が無くなっていて帰ることができないといわれています。
故人の冥福を祈るとともに、故人がこの世に迷って戻ってくることで、災いが起きないようにという願いが込められているようです。

「出棺の際、柩を廻す?」

山梨県の大月市近郊では、「三度回し」「棺回し」と呼ばれるしきたりがあります。
出棺の際に、柩をかついだまま3回、ぐるぐると回すというものです。
このしきたりの由来についてはいくつかの説があります。
ひとつには、柩を回すことで、故人が方向感覚を失い、家に帰って来られないようにするということがあります。
故人が迷ってこの世に戻ってくることなく、旅立って欲しいという願いが込められています。
ふたつ目は、「回る」ということに意味があるという説です。
仏教の修行などでも「回る」行為は多く見られたり、回るという儀式を通して現世での罪をなくす、「減罪信仰」に起因しているともいわれています。

「土葬のための墓地?」

日本は火葬先進国といっても過言ではないほど、火葬が浸透しています。
その割合は99%以上にのぼります。
しかし、ごくわずかとはいえ、土葬を行う地域もあります。
その土葬のための墓地の一部が、山梨県の塩山にあります。
火葬の割合が高いため、土葬はしてはいけないと考えている人もいるようですが、法律で禁止されているわけではありません。
ただし、環境衛生などの理由から条例で土葬を禁止する自治体はあります。

土葬のための墓地?

山梨県のお葬式に参列する

甲府市地域以外は、ほとんど「前火葬」です。
前火葬の場合注意したいのは、故人のお顔を見るために葬儀に伺ってもすでに遺骨になっていることがあるということです。
お別れをしたい場合は、事前に確認することをおすすめします。
なお、返礼品は、香典返しを兼ねる即返しが一般的です。

「初七日御膳に招かれたら?」

>山梨県の一部地域では、法要の後、「初七日御膳」を行う地域があります。
親族を中心に5,000円程度の食事を振る舞うというものです。
この席に着くのは、遺族、親族ですが、葬儀を手伝った隣組の方が招かれることもあります。
「初七日御膳」に招かれたら、遺族の負担にならないよう、通常の香典に食事代に相当する額を乗せて渡す人も多いようです。

山梨県でお葬式を経験した人に聞いた、山梨県のしきたり

山梨市上岩下 田舎の習慣で、ある程度の高齢者が亡くなるとそこの土地の皆に知らせるために、運動会の時に鳴らすような村全体にドンと大きな音を鳴らす。おばあさんから昔聞いた話だが、それは悲しいというよりは人生を全うしたみたいな意味を持つという昔からの習慣らしい。(男性 43歳)
郡内地方 会葬お礼はタオル1本。ご霊前袋は使用せず、記帳して現金を添えて出す。(女性 50歳)