しきたりから学ぶ東京都のお葬式

東京都


数字で見る東京都のお葬式(N=72)
お葬式そのものにかかった費用の平均 1,502,083円
飲食費の平均 473,611円
返礼品費用の平均 463,194円
会葬者の平均人数 66人
参列者からのお香典の合計の平均 822,917円

[ 鎌倉新書「第一回お葬式に関する全国調査」アンケートより ]

「第一回お葬式に関する全国調査」アンケート結果を見る

東京都でお葬式をする

東京都のお葬式は、ほとんどが葬儀後に出棺し火葬をする「後火葬」です。
通夜~葬儀・告別式~火葬~繰り上げ初七日・忌中払いの会食が一般的なお葬式の進行です。
しきたりとはやや意味合いが違いますが、ほかの地域に比べ民間の火葬場が多いのが大きな特徴です。
23区では、公営の火葬場が江戸川区の瑞江と大田区の東海に2ヵ所あるだけで、ほかは民間が運営する火葬場です。

東京都でお葬式をする

「逆さにした臼に腰かける?」

東京でも多摩地域では「逆さ臼」にまつわるしきたりがあります。
火葬場から戻ると、逆さに置かれた臼に腰かけて清め塩をします。
臼がない場合は臼の絵を描いた半紙を逆さにしてイスに貼り付けて代用します。

「繰り下げ初七日?」

東京都では、公営施設や火葬場併設の民営施設など、人気のある式場では1週間先まで予約が埋まっていることがあります。
そのため、通夜を行えるのが7日後ということも珍しくありません。
お葬式までの間、故人は自宅、または火葬場に併設されている冷蔵保管庫や葬儀社の安置施設などで安置します。
特に年末は込み合っていて、葬儀まで10日以上待たなければならないということも起こります。
この場合、初七日は、繰り上げではなく、繰り下げになってしまいますね。

東京都のお葬式に参列する

東京都のお葬式の場合、参列者は通夜に焼香に行くことが多く、平日の葬儀には、参列者がかなり減ります。
通夜参列後は、通夜振る舞いの飲食に案内されます。
この席で飲食するのも供養になるので時間があれば遠慮なく席に着きましょう。
また、23区の通夜振る舞いは着席が多く、都下の場合は立食が多いようです。
返礼品は、香典返しを兼ねる即返しが多くなっています。

「通夜振る舞いは関西と逆?」

東京の通夜振る舞いは、親族だけでなく焼香に訪れた一般の参列者にも振る舞います。
遺族のみで食事をする関西から見るとまるで反対です。
焼香が終わると、そのまま係の人が別室に案内し、そこで寿司やオードブルなどを食べます。
故人の供養のために、一口でも箸を付けるのがマナーです。

通夜振る舞いは関西と逆?

東京都の葬儀社に聞いた、東京都のしきたり

稲城市 火葬場から帰ってくると、逆さにした「うす」に腰かけて清め塩と手洗いを行ないます。(「うす」が無い家では半紙に絵を描きます)お祝い事で使う「うす」を逆にする事で弔事を表わし、そこに腰かける事で、悪い事(人の死)が続かないように願っていたと思われるそうです。
近年では、省略されてきていますが、篭をあんで作り(直径50cmくらい)そこに山盛りの団子(枕団子と同じ物)を入れ仏前に供えていました。篭は墓地へ向かう葬列の際に、子供たちにその団子を配っていたそうです。
あきるの市・日の出町 お通夜は通常通り行いますが、告別式は朝、火葬してから行う場合があります。
瑞穂町 お通夜の時に、一般へのお清めは行わずに、一般弔問者に清酒に砂糖やお茶をセットしたお清めセットを配ります。
多摩地域の多摩川周辺 家蚕(養蚕業)を営んでいた農家のならわしで夏のお盆の日程が様々です。
7/30~8/1や8/1~8/3など8/13~8/15が繁忙期に重なっていたので、日程を変えて行なっていたようです。今でも、その慣習が残っております。

東京都でお葬式を経験した人に聞いた、東京都のしきたり

府中市押立町 通常地元の関係者を招くのが普通。(男性 67歳)
多摩市 香典返しを葬儀及び葬儀後に香典金額に合わせて、再度香典返しの品をお返ししたこと。(男性 65歳)