吉川美津子のお葬式あらかると

Vol.9 イオンに続け!ファミリーマートも参戦?

ファミリーマートこっちの店の改装が終わったと思ったら、次は道路挟んで向こうの店。
am/pmの看板が取り外され、次々とFamilyMartに付け替えられています。
ファミリーマートとエーエム・ピーエム・ジャパンが合併したのが今年3月。
旧am/pmは今年夏くらいから順次FamilyMartに転換していたようですが、ついにわが町にもきたか!という感じです。

そんな矢先、飛び込んできたのが
「ファミリーマートが葬儀業界参入」
のニュース。
11月9日の日本工業新聞の記事にはこう書かれています(以下抜粋)。

ファミリートは葬儀ビジネスに参入する方向で検討を始めた。葬儀をパッケージ化して料金を透明化するほか、要請があれば僧侶の派遣も視野に入れる構想。
人口動態の変化や葬儀料金の分かりにくさなどもあり、透明化された葬儀へのニーズは強い。流通業界ではイオンが全国の葬儀社をネットワーク化し本格参入しており、ほかの大手流通業も参入を検討している。
ファミリーマートの葬儀ビジネスは葬儀料金を透明化して提示するほか、全国の寺院や寺院を持たずに活動している僧侶と連携し、宗派を問わずに要請に応じて派遣するなど葬儀一切を提案できる体制を整備したい考え。受注はネットショッピングサイト「ファミマ・ドット・コム」や店頭の活用を考えている。具体的な参入時期は明示していない。


やっぱり、窓口業務……。昨年葬儀業界に参入したイオンもそうですが、結局は紹介業みたいな感じなんですよね。パッケージ商品を作って、販売はするけれど実際の施行は提携葬儀社が行うシステム。
Aというホテルの宿泊予約を、ダイレクトにするのか、旅行会社経由にするのかの違いと同じ。そういった紹介エージェント業務にうま味を求め、異業種から参入した企業は知っているだけで数十社になりますが、立ち上がっては消滅の連続で、うまくまわっている会社はごくわずか。業界とがっぷり四つになって攻めている会社か、イオンのように本体の基盤が整っている会社かどちらかしかない。中途半端に「儲かりそう」意識で入った会社はすぐに撤退しています。だから業界人の多くは
「お手並み拝見」
とかなり冷静。冷ややかに分析している人も少なくありません。

そうは言っても、個人的にはファミリーマートの参戦は評価したいと思っています。葬儀業界はひと昔前と比べると随分とオープンになったし、費用も明瞭化し、サービスの質も向上しています。それなのに、業界内部の人間がいくら情報発信したところで、誰も見向きもしてくれない。影響力の強い企業に引っ張ってもらうことで得られるメリットだって多いと思うのです。

でも、この記事には突っ込みどころ満載ですね。

「寺院を持たずに活動している僧侶と連携し…」って、今マンション坊主が問題になっている現状をご存知なのかしら?
「受注はネットショッピングサイト『ファミマ・ドット・コム』や店頭の活用を考えている。」

サイトからの受注はアリにしても、店頭での受注は現実的ではないような…。


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